グランフォンド富山2024

2024年6月

色々ありました

たあぼ

富山県富山市で行われた「グランフォンド富山」に参加してきました。カテゴリーはロングコース(180km、獲得標高1900m)ミドルコース(130km、980m)サイクリングコース、ファミリーコースで僕は1月元旦午前中エントリー受付開始と同時に180kmを申し込む。そして、その日の午後、能登半島の地震、1月2日胃腸炎で寝込む、良くなったと思ったら1月中頃コロナ感染で寝込む。絶不調、(2024年のスタートとしてはまさに最悪。)5月頃になってようやく何とか走れるかもしれない。という感じになってきた。ここでもいろいろありました。僕は今まで2年か3年に1回ぐらいしかパンクしなかったのに5月は2回パンク(自分の不注意もあるが)いやな予感。

6月1日(土)静岡を出発。前日受付は15時からなので時間をみて、とりあえず会場である富山競輪場駐車場に向かう。
通常大会会場ではいろいろなショップのテントが並んだり、メーカーの試乗、紹介するためのブースがあったり、軽食の販売等があったりするが、何もなし。ただ受付のためのテントが2張りあるだけで殺風景なものだ。受付をしてTシャツ、タオル、飲み物、何もなし。(事前にゼッケン等は郵送されている)こじんまりとしたローカル的なイベントだ。ただこのようなイベントには珍しく参加者名簿があった。
明日の天気は雨模様。長期予報は晴れだったがだんだんと悪い方に変わってきたようだ。180kmを雨に打たれながら走るのは辛いな。

夕食時ほかの参加者と話をするが、なんと静岡市駿河区からの参加者がいた。この方とはイベント中のエイドステーションでも何回か顔を合わせた。

大会当日ロングコースがミドルコースに変更になったことを知らされ残念 残念 残念 ラッキー ラッキー ラッキーとなる。理由はコース山間部の五箇山 相倉合掌集落(エイドステーション)あたりは能登半島地震の影響で道路状況が悪く、さらに勾配がきつく、この雨でスリップの危険があり、さらにさらに雷雨注意報も出ている。この決断は非常に良かったと思う。(少なくても僕にとっては)

スタート地点のバイク
すぐ横で参加者は雨宿り

さて、雨の中を予定通り6時15分からスタート開始する。僕は6時30分位のスタート。今回はロング、ミドル合わせて700人くらいのエントリーだが、この雨でどのくらいの参加者がスタートしたのか?
雨が降ったりやんだりする中を粛々と進む、当然前の人の後輪から跳ね上がる水しぶきに注意しながら微妙にコースを変え、また時々出てくる水たまりにも細心の注意を払いながら第一ASに向かうが、第一ASまではスタートから54kmあり、補給なしでは少し辛い。その後山岳地帯を走ることを思えば少し補給しないといけないと思い30km位のところで個人的にトイレ休憩と補給を取る。そして第一ASへ。しかしみんな早い、コースがミドルに短縮になったとはいえ、もともと180kmを目指していた猛者たちだしね。ついて行かずに微妙に遅れながらマイペースで進む。第一AS到着。



ごらんと通りのエイド食結構なボリュームがある。

食べるのも結構大変です。真ん中の赤いものは「鱒ずし」のおにぎりです

相変わらず雨が降っているので、補給を済ませたらすぐに出発です。
これからは本来のロングコースではなくミドルコースとなりますがUP/DNのあるコースで、そこそこ体力を使い、そこそこの登りを楽しみながら次のエイドステーションを目指します。本日のメインディッシュといいうところでしょうか。第二AS(ミドルコースとしての)到着。



又けっこうなボリュームのエイド食が出ました。
さらに、本来はロングコース上にあるはずのエイド食の一つであるアンパンが出されましたが食べきれずゴールまで持ち帰ります。

ごはんはタケノコご飯

ここでとうとう雨が本降りになってきました。心は折れかかりますがほかの参加者が元気そう?に出発してゆきますので私もつられるようにバイクにまたがります。すでに景色を楽しむ余裕はありません。ひたすらすぐ前の水たまりなどを確認しながらの走行です。さらにもともと180kmを目指した人たちだからか、登りで押し歩きをしている人を見かけませんでした。富山の人たちは健脚ぞろいか。
その後は大した登りもなく淡々と走ります。次第に雨も小雨となり、やがてやみ、青空も見えてきました。すでに平坦基調でひたすらゴールを目指します。
最後のゴール地点(もちろんスタート地点)は富山競輪場です。ゴール直前なんと競輪場バンクを走ります。といっても一番下の平坦なところです。下から見たバンクはまさに壁。このバンクをゆっくり走ったらペダルが接触しそのまま転倒、この壁を上ったら後ろにひっくり返るのでは、と思うくらいの勾配です、いや壁です。良い経験をさせていただきました。ここでいろいろが出てきます。競輪場少し前でパンクをしていました。いわゆるスローパンクというやつです。何とか走れていたのでチューブ交換せずにバンク一周。バンクを出てすぐゴール。この時はほとんどエアーなし状態。間一髪です。バイクの汚れふき取り、車に積み込み宿に戻る。パンクの神様降臨か。(ここ1か月くらいで3回パンクした)

いろいろなことはまだ続きます。
翌朝支度をしているとスマホの緊急地震速報が鳴り出し、すぐ揺れが来た。感覚で震度2位か、もしここで大きな余震が来て津波が来れば夫婦そろって津波に飲み込まれ、静岡に帰れないと心底思いました。何しろ宿は、富山湾の波打ち際から4~50m位しか離れていません正直ビビりました。それにしてもとっさの時にはどうしたらいいか分からないものですね。日ごろの訓練、シュミレーションは必要だなとつくづく感じました。

帰りは長野県白骨温泉に一泊し翌日ゆっくりと帰ってきました。今回の「グランフォンド富山」はほんといろいろとありました。印象に残るイベントとなりました。

記録
走行距離 129km 平均時速 23.37km/h  平均ケイデンス72rpm 平均心拍数141
いづれもサイクルメーター読み

無事に静岡まで帰ってこれただけでも「良し」としようか。

帰宅後、半日以上かけバイクをきれいにしました。今回脱着式のリアフェンダーをつけてみました。威力抜群です。ジャージの背中、サドル、サドルバック等々あまり汚れることがなく助かりました。

180kmコース(最高地点は標高740m)
130kmコース(同260m)

尺度が違うので見にくいとは思いますが反時計回りで、ミドルコースはロングコースの真ん中あたりをショートカットです。

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