伊豆半島一周サイクリングにY地さんと参加してきました。当初H田さんと3人で行く予定でしたが、マウンテンバイクの落車によるけがのため参加することができなくなり、2人で行くことになりました。
この大会のカテゴリーは3つ Eコース下田−伊豆高原駅50km(11/18 1日) Fコース河津−伊豆高原駅30km(11/18 1日) A.B.C.Dコース伊豆一周210km(11/17.11/18 1泊2日)でA.B.C.D(Bは大会事務局の都合により休止)の違いはスタート位置だけで各コース同じルートを走ります。
Aコース 伊豆高原駅スタート
Bコース 日本サイクルスポーツセンタースタート(休止)
Cコース NUMAZUサイクルステーション静浦東スタート
Dコース 道の駅「くるら戸田」スタート
それぞれ中間地点付近で1泊し、再びスタート地点まで走る伊豆半島一周コースです。獲得標高は3800m。0m地点から富士山頂までです。
我々は当然のCコース、「NUMAZUサイクルステーション静浦東」は、いつもクラブで行く土肥ライドの途中にある場所で、狩野川放水路のすぐ横です。ここの参加者は100人弱(参加募集人数は200人)、10人ずつグループごとにスタート。何回か走ったことのある所を粛々と進みます。天気には気をもみましたが、晴れ男Y地さんの「お力」により快晴、富士山もきれいに見ることができました。そしてこの辺の上りが超ド級タフコースへの入り口です。
僕の感覚では土肥までの上りはただのウォーミングアップ、その後も平坦がなく上っているか下っているかでジェットコースターなみ、周りの景色など見る余裕もなく、ひたすら目の前の路面を見てペダリング。ASと給水地点はかなりあるので休めるがASは「アワイチ」とか「しまなみ」とは比べものにならないくらい「質素」そして給水地点はほんとに「水」のみ。妻良の給水地点で休憩中すぐ横にあるY地さんの従妹の家で頂いた栄養ドリンクとチョコレートは非常にありがたかった。ごちそうさまでした。Y地さんがここに立ち寄るのは今回の大きな目的の一つで、それが達成できたことが本当にうれしそうでした。
その給水地点はスタートしてから93kmで、あと数km走れば本日の宿のある下加茂温泉到着です。民宿では今日一日苦労を分かち合った人たちと夕食をとりながら最高に楽しい時を過ごすことができました。
翌日はまだ夜の明けないうちからスタートの準備をし。7時にグループごとのスタートです。我々は絶えず第1グループか第2グループでスタートしました。そのグループの最後尾に位置し、少しずつ遅れながら次のASで合流という作戦です。とにかく2日目後半の500mの山をクリアするのに少しでも体力を温存しなければなりません。ところが熱川のASを出発直後問題発生、熱川に行ったことのある人はわかると思いますが、熱川駅、熱川バナナワニ園付近は勾配がきつく目の前に18%の壁が立ちはだかります。予期せぬ急坂に温存しておいた体力を相当奪われました。周辺の観光客も声をかけ応援してくれていますがそれにこたえる余裕なし。恐るべし「伊豆いち」。
伊豆高原駅ASでしばし休憩後、僕的に今大会のハイライト500m上り400m下り又200m以上の上り、思えば昨日と今日ここまでの走りはこの為のウォーミングアップだったのだろうか、とにかく残り少ない足を効率的に使って我慢して乗り切るしか方法はない。なんとか2つ目の山頂(日本サイクルスポーツセンター)たどり着いたときはさすがにホッとした。あとはここを下り最後の100mの山(丘)をクリアすればゴールだ、まだ油断はできないが少し気が楽になった。最後は第1グループの集団でゴールし、なんとか帳尻を合わせ、2日間の日程を無事終了することができた。
二日間の走行距離215km 平均時速19.5km/h(ちなみに1日目終了時点の平均速度21.0km/h)
ここで少し数字を並べてみます。
今回の「伊豆いち」獲得標高3800m 走行距離210km 走行距離の半分を上りとすると
3.8km/105km=0.036 平均勾配3.6%
京都TANTANロングライド190 獲得標高2400m 走行距離190km 2.4/95=0.025 2.5%
若狭路センチュリーライド 獲得標高1800m 走行距離160km 1.8/80=0.023 2.3%
淡路島ロングライド 獲得標高1200m 走行距離150km 1.2/75=0.016 1.6%
京都TANTANロングライドも結構タフなコースだと思っていましたが伊豆いちに比べたら子供みたいですね。
アワイチは平坦区間が長く、山岳区間は南部に集中していますのでここだけで計算すると3%位になります。
ずっとY地さんと前後して走行し、いろいろな方々といろいろな話をしながら楽しく、そして苦しい2日間を過ごせました。が、もう出ません。