2022年8月28日 ツールド妻有(新潟県十日町市周辺)に参加してきました。
カテゴリーは3つ
L 走行距離 120km(実際は123km) 募集700名
M 同 90km( 同 84km) 同 200名
S 同 70km( 同 67km) 同 100名
僕は120km獲得標高2000mに参加しました。
結果からお伝えします。走行距離(サイクルメーター読み)124km 獲得標高2289m 平均時速16.6km/h スタートは7時5分頃 ゴール16時10頃 約9時間 実質走行時間 7時間30分位 最終関門は17時なのであまり時間の余裕なし。しかもバテバテ。非常に厳しい結果となったが今の僕の実力を出し切ったと思うので素直に受け入れるしかない。
過去に 伊豆一周 210km 獲得標高3800m(2日間) 1日分105kmで1900m 平均時速19.9km/h
京都TANTANロングライド 190km 獲得標高2400m 平均時速22.0km/h
を走っているので少し油断があったか。単純に加齢?練習不足?により力がなかっただけなのか?
8/27(土) 現地に向け出発。数日前から現地の天気予報を気にかけていたが、予想できずあらゆる可能性を考え支度した。車なので結構融通がきく。前日受付を済ませ旅館に到着。夕食を済ませ早々と就寝。
8/28(日) 4時30分起床 5時朝食 朝方は曇りでそれなりの準備をして旅館を出ようとしたところに小雨が降りだす。不吉な予感がよぎる。大会会場まで自走約3km会場到着時も小雨。今までいろいろな大会に参加してきたが雨の中を走るのは初めてで不安が大きくなる。今回の作戦はできるだけ早めにスタートし、自分のペースを保ち時間内にゴールする。いくら抜かれても気にしない。とにかく第一の目標は「完走」である。
僕は先頭から40〜50番目くらいのスタートとなった、123kmの参加者は(募集人数)700名なので、良い位置についたと思う。
コース全体のスタートからの印象ですが、
スタート 小雨 普通に雨 登り坂 寒い 下り坂は特に寒い 雨 登り坂 濃霧 寒い コース半ばから雨は上がったが路面悪し 登り坂 ひたすら坂 コース終盤また小雨 最後まで坂 ゴール地点のみ晴れ 長い1日がようやく終わった。印象はとにかく登り坂、そしてほんの少しの下り坂(本来は登った分下るのですがね)、雨、寒さ、路面の悪さ(コース後半)。
下記 コース図参照
スタート序盤小雨が降ったりやんだりしている中、早々に8%クラスの上り坂がある、距離は長くないが足を使いたくないのでできるだけ負荷をかけないように登る、後続にガンガン抜かれる。さらに登る、たまに下るを繰り返す。最初のAS(ポイント2)ではあまり時間をかけずすぐにすぐにスタート。ポイント3で90kmの参加者と合流してもいいはずなのに姿わからず。第二AS(ポイント4)に着くとすでに100台以上のバイクがならんでる。4〜50番くらいのスタートなのですでに百人かそれ以上に抜かれているか?90km参加者もいるはずであるがヘルメットに貼ってあるゼッケン番号のL/Mで判断するしかないのでわかりづらい。雨の中、小さなテントでバンドの生演奏をしてくれているが雨と寒さのためかあまり耳に残らない(ごめんなさい)。
37km地点第三AS(ポイント7)では70kmの参加者も合流しているはずだがこれもよくわからない。ここでふと計算する。約40km弱走ってきたが3時間かかっている。ということはポイント12の74km地点を13時にはスタートしなければいけないので残り40km弱を3時間弱で走らなければならない。(通過できないと強制的に90/70kmコースに変更させられる。)かといって無理をすればそのあとが怖い。もはや時間と自分の足と相談しながらひたすら前進。雨ということで結構パンクの参加者を見かけるが、普段だったら声をかけたり場合によってはお手伝いもするが、今は気持ちのゆとりと、時間のゆとりがないのでスルーする。この間もずっと雨、寒いを繰り返す。そして今度は濃霧と容赦なし。(特に心のダメージを受ける)各ASの補給は最小限にとどめ先を急ぐ。コース中盤から雨はだんだんとおさまってきた。途中難所の一つ通称「ガリガリ君峠」(ポイント11)の手前の登りは勾配がきつい、この時メーターの勾配表示が出ない。先ほどの雨、霧でGPSが受信できなくなってしまったか。きつい登りなのにマイナス表示(下り勾配)を表示している。(心の中で肝心な時に、役立に立たないのは自分と同じか?と思う)18%くらいはあったのだろうか。なぜ「ガリガリ君峠」かというと、峠のASでガリガリ君(アイスキャンディー)がもらえるからである、この寒いのにアイス?と思うが周りの人みんな食べているので僕も記念?に一つもらう。ちなみに当たりが出るともう1本もらえるらしい。暑いときだったら最高の補給なのにな〜。
コース半ばくらいからようやく雨も上がり少し気温も高くなり幾分走りやすくなるが、今度は路面が悪い。
雪の多い地方なので冬場のタイヤチェーン、スパイクタイヤなどで傷むのだろうが、特に幹線道路は傷みが非常に激しい。CP(ポイント12)到着は12時30分。ここでは、暖かい蕎麦がふるまわれているが、結構並んでいるのでパス。ここで時間を取られ13時の出発に間に合わないと90/70kmコースに強制変更になる。トイレと簡単な補給のみで早々に出発。ここを境に前後の参加者がずいぶんと少なくなる。多分僕は120kmコースの後ろのほうだと思う。でもいまだに抜かれるほうが多い。
ポイント15から同16が唯一気持ちよく走れたところだろうか。その後も8〜12%位の登りが容赦なく襲ってくる。すでに体力は使い果たし5%以上になるとすべてインナーローしかもスピードは7〜8km/h。8%になると5〜6km/hそれがゴール手前2kmくらいまで続く。おまけにゴールに近くなるにつれて、また小雨が降ってきた。何とか16時過ぎにゴールできた。ゴール地点は快晴。これが人生というものだろうか。
ゴール後、受付時にいただいた「ミオンなかさと」(大会会場、宿泊/日帰り温泉施設)の入浴券を使い汗を流す。
その後、旅館に戻り、バイクを簡単に水洗いし、夕食後早々に寝る。なが〜い一日がようやく終わった。
帰宅後バイクの整備にかなりの時間を要した。
見にくいですがコースマップと星峠からの棚田の写真を添付します。何しろ前半は雨、後半は時間との勝負で写真を撮れなかった(撮る気がしなかった)
それにしても、伊豆一にしても京都TANTANロングライドにしても、もう少し余裕があったと思うが今回は余裕の「よ」の字もなく、ひたすら登っていた気がする。やはり練習しかないか。ただ、変な表現ですが、体力は残っていなかったが、足は残っていた。最初から、登りで足を使わずに走ってきたのがよかったかもしれません。でも足を使って登ったら途中でつぶれたかも。そして、スタート時、雨だからいやだと思っていたが、これで快晴で気温30度超えだったらもっと悲惨なことになっていたかもしれない。
そういえば走行中厳しい登りでも押し歩きしている参加者をほとんど見かけなかった。コースの厳しさを知る人のみが参加しているのかな。恐るべし「ツールド妻有」
追伸 前回のあしがらで最後に「チャレンジ115kmは獲得標高2300mに達する、少し興味をそそられる。」
を書きましたが、あれは見なかったことにしてください。(-_-;)
わかりにくいですが120kmコースは赤のラインで、スタートから一旦南下し、反時計回りに一周します。上の図の赤と青/緑との分かれ目がチェックポイント74km地点です