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アイアンマンオーストリア大会参戦記   
15年7月9日 石井英機 
 

 昨年のフランス大会の悔しさを晴らしアイアンマンレース完走30回をめざしてオーストリア大会に参加してきました。結果はバイクコース1周回目の下りで2周回目の選手に追突され大腿骨骨折、救急車で運ばれるという34回の大会中最悪のケースとなってしまいました。選手は大会関係者に詫びておいてほしいと言い残したようです。自分としてはもっと早く走っておかなくてはと反省しています。 無事に帰国できそろそろリハビリとまでくることができたのは、救急車、救急病院の医師、看護師、ツアー会社、保険会社、オーストリア航空、成田空港など大勢の皆さんの献身的な大変暖かいお世話のおかげであり深く感謝致したいと思います。フランクフルトに続き今回も慣れない英語を駆使して病院に駆けつけいろいろ励ましてくれたかみさんに敬服し感謝します。自分はバイクで遠くに冠雪したアルプスの山々、そこに至るまでゆったりとした山裾、草原と点在する家々などサウンドオブミュージックをほうふつとする景色を味わってきましたがかみさんはホテル〜病院の往復だけで気の毒でした。元気なうちにトライアスロンを離れてゆっくりと歩き回らねばと思っています。


 6月25日(木)自宅6:00AM発〜成田10:30AM発〜ウイーン3:45PM着(所要時間11時間15分 時差―7時間)〜クラーゲンフルト6:40PM着〜ホテル7:30PM着(自宅から20時間30分)
 成田ではバイクケース203cm21Kgのためオーバーチャージなし。初めてオーストリア航空に乗ります。アテンダントはスーツ、ズボン、ストッキング、靴全てが落ち着いた赤で、愛想もよく結構でした。食事前、中で飲んだ白、赤のワインやビールもおいしかったです。パイロットの目というビデオではオーストリア、フランス、イタリアにまたがるアルプスのすばらしい眺めが見られました。ウインナーワルツが頻繁に流れています。
 ウイーンからは小型プロペラ機です。バイクが多くなり搭載に時間がかかりました。眼下には棚田などでなく直線的で広大な農地が広がっています。茶色はおそらく麦でしょう。
 クラーゲンフルトでは現地ツアースタッフが出迎えてくれました。ツアーは我々とTさんカップルの計4人でしたが彼らは町中のホテルです。ようやく着いたホテルは大会スポンサーでもありレース会場まじかで大変便利です。庭に面した席でおいしいビールを飲みながら夕食をとりました。普通朝食だけですが特別に大会まで夕食もついていたようです。バイクの組み付けも順調に終わりました。


 6月26日(金)クラーゲンフルト 晴れ (日中30℃以上ですが湿気少なく快適です)
 6時起床、よく眠れました。朝食前10Kmほどバイク試走。車道に沿ってバイクと歩行者のための広い道路が続いています。バイキングの朝食はどこも同じです。庭先からウエットスーツを着た選手が泳ぎ出そうとしており挨拶しました。ペルーからのカップルでした。水温は約20℃自分も辛子入りワセリンをたっぷり塗り(すぐぽかぽかしてきて効果抜群です)ウエットスーツを着てこの運河を湖の方向に泳ぎ出しました。運河は青く濁っており背が立ちますが沼のようで気持ちよくありません。流れは殆んどなくレースではここを1Km遡ることになりますがなんとかなりそうな気がしました。 かみさんと選手登録とエキスポでのショッピングなどに出かけました。選手登録にはパスポート、誓約書、JTUカード(1デイライセンスを支払わずに済みます)を持参し簡単に終わりました。エキスポでは安い前年のフイニッシャ―Tシャツなどを買いました。湖には1周回に沿ってブイが浮いていました。ホテルに戻り反対側にクラーゲンフルト大学の構内が広がりそこがバイクラックです。
 カーボパーテイーには一人で出かけましたが前年フランス大会で一緒だった千葉のY夫妻に見つけてもらいました。ご両人ジャパンも完走して好調のようです。ヨーロッパの大会ではカーボパーテイーでアルコールはどんどん出ます。(ハワイでは没収されてしまいます) 完走を期して乾杯しました。
 ホテルではカリフォルニアから来た選手と歓談、47歳日本の食品流通会社に勤めていたらしい。


 6月27日(土)クラーゲンフルト 晴れ
 軽くバイク試走、スイムをして朝食。9時からアイロンドーム(広大なテント)での競技説明会にでかける。
水温20.1℃のためウエットスーツの着用OKに大きな拍手があった。 4時からバイクと各ギアー(バイクとラン用のウエアー、靴など)のチェックインです。レースNo.プレートの裏に名前、緊急時連絡者、連絡先など記入しておいたのが後で大変役立った。 夕食はビーフ、魚など豪華なメニューでありがたかった。いつものようにアルコールなし。


 6月28日(日)クラーゲンフルト レース当日 曇り〜雨〜晴れ
 3時前起床。よく眠れました。持参したレトルトの赤飯(持参したコンロで戻します)を食べます。 残りは梅干しを入れておにぎりにしてラップに包み、オブラートで包んだゆべし・あめなどと共にベントーボックスに入れて補給食とします。 5時、トランジションオープンしておりバイク以外にギアーの所まで行けるのに驚いた。悪意を持った人はいないことを前提としているのだろう。バイクのエアー入れと補給食の搭載を無事に終える。
 ホテルに戻り辛子入りワセリンを身体中に塗りたくりWSを着て6時スイム会場に向かいます。


 スイム
 総勢2900名が7ウエーブでスタートします。プロと有力スイマーは6時40分、我々50~70台は7時、女子は同15分です。皆さん元気よくスタートしてゆきました。さあ我々の番です。 最後尾からですからバトルに巻き込まれることはありませんでしたが過呼吸になったか水をしばしば飲んでしまいアップアップしました。カヤックの人も心配してくれましたがやがていつものペースを取り戻してきました。WSと辛子入りワセリンの効果は大きく心配した低水温症になることなく、左オープンをしてブイを見ながら右へ曲ってしまうロスも少なくできました。15分遅れの女子選手が追い越してゆきます。反時計回りに第1コーナーまで1300m、第2まで1800m、湖岸まで2800m 最後は運河を1000m遡ります。運河の幅は5〜6m位でしょうか。皆さんバタバタしますので濁り水も飲んでしまいます。鮭の遡上のようでしょう、両岸では観客が面白そうに(?)応援しています。フイニッシュはなんといつも食事をしているホテルの庭先だ。若者にひっぱりあげてもらいました。時計を見ると1時間40分(正式計時35分30秒)で最初のアップアップを考えるとこんなものでしょう。


 トランジション
 テントの中で着替えです。フランスで冷雨に合い懲りていますから長袖、ポケットには防水のゴミ袋を入れ、レーサーパンツ重ね着にタイツの重装備としました。これが後で役立ちました。


 バイク
 バイクラックにはまだ少し残っていましたからビリではなさそうです。コースは1ラップ90Km、2つのピークは高低差およそ180mと240m(ベースは海抜440m、斜度12%)この間15程度の小さなアップダウンを繰り返し上り高さ計800mこれを2ラップする山岳コースです。最初は右手に湖を見ながらフラットなリゾート地を楽しく走ります。18Km近くからいよいよ上りです。路面は荒れておらず周囲の山すその広がりや時折現れるきれいな町などのたたずまいは大変結構です。 エイドステーションではバナナ、水など愛想よく補給してくれます。ピークにかかるとホップホップ(ドイツ語でも英語でも跳べ跳べの意味のようです)と盛んに応援してくれます。うれしいですが肝心のペースが上がりません。やがて2周回目の選手達に抜かれ始めました。2つ目のピークを越えて後は下り(メーターは77Km)という所で突然若手?選手に追突されてしまいました。殆んど記憶を失ってしまいましたが彼がソリーと言って去ってゆくのは覚えています。誰かが救急車を呼んでくれたのでしょうかなり早く収容されて救急病院に入院、X線撮影で左大腿骨骨折が分かり輸血承諾にサイン、麻酔、チタニウムを埋め込み固定する手術を受けました。1時過ぎに事故、2時過ぎに手術、3時過ぎには会場からかみさんが来てくれました。この間スタッフといろいろやりとりしましたがレースNo.裏に書いておいた名前、緊急連絡者、先などが救急車〜病院〜会場間のやりとりに役だったったものと思います。3人同室の部屋でしばらく入院です。管を入れられて排尿します。


 6月29日(月)クラーゲンフルト(救急病院入院) 晴れ
 よく眠れました(痛みはあまりありませんでした)。アルミ製の杖(帰宅まで大変役にたちました)でトイレやテラスなどに歩いてゆけるようになりました。朝、昼、夕の食事はいろいろ配慮されているようでおいしく結構でした。さて旅行日程の変更と治療費用の支払いなどについて東京のツアー会社、欧州ツアー代理店、保険会社と調整を始めました。電話を借りた病院3Fのナースステーションはじめ関係する皆さんの温かい理解と協力が得られまして殆んど希望通りになり深く感謝致したいと思います。

  • クラーゲンフルトSホテル滞在を6月30日から7月2日まで延長する。
  • クラーゲンフルト〜ウイーンOS国内線のフライトを6月30日から7月2日に変更する。
  • ウイーン〜成田OS国際線のフライト(7月2日)をそのまま生かせるようにする。
  • ウイーンの2日間のホテル滞在をキャンセルする。
  • 救急病院の治療費用は全額保険で支払う(キャッシュレス)。 など


 6月30日(火)クラーゲンフルト(救急病院入院)晴れ
 テラスは吸殻入れがあり喫煙できる。男女のスタッフも吸っている。自転車通勤がかなりある。看護師の皆さんに本当にお世話になった。航空会社との交渉にあたり必要という医者の診断書の手配や病院の方からもフライトの変更を航空会社に交渉してくれてOKをとってくれたようだ。 バイクのパッキングのため7月2日のフライトには1日どうしてもホテルに戻りたいと申し出て午後再度X線撮影して実現できた。理学療法士が来て杖を使った階段の昇降を教えてくれた。

  • フラット:杖を平行に出す〜患側を先に〜健側を後に
  • 降りる時:杖を先に降ろす〜患側を先に〜健側を後に
  • 上る時 :健側を先に〜患側を後に〜杖を上げる


 7月1日(水)クラーゲンフルト(病院〜ホテル)晴れ
 請求書(かなりの額でしたが保険会社対応でOKしてくれました)と医師によるX線写真が入ったCD、処置書やビジネスクラスによる移動が必要という見解書などを入手して医師、スタッフの皆さんによくお礼を言って昼前退院できた。
 ホテルではかみさんの助けで無事パッキングできた。付近を散歩、すっかりかたずいていた。運河ではおじさんが大きい鯉をゲットしていた。夕食はビーフとワイン、ビールでお祝いした。保険会社からの電話で結局両人エコノミーということになった。


 7月2日(木) クラーゲンフルト11:10AM発〜ウイーン1:30PM発〜成田7月3日
 7:00AM着〜帰宅11:30AM
 迎えに来てくれたドライバーは英語OK、訪日2回とのこと荷物など軽々運んでくれチップをはずみました。OSのお嬢さん?はよく連絡がされていたらしく古いeチケットですが成田までのチケットを発行してくれました。しかもバイクのオーバーチャージなしです。AFと大違いです。すっかりOSファンになってしまいました。国際線は幸い空いていて横になることができて10時間半なんと  か我慢できました。同じツアーのTさんと会えて完走した彼女にお祝いを申し上げました。
 帰宅後H外科を受診し8日には抜糸、13日からいつも通っている整形外科でリハビリを開始することになりました。


 スイス、ドイツ(レーゲンスブルグ)は完走できましたがドイツ(フランクフルト)では冷たい湖で溺れかけ、フランスでは山岳コース下りの急坂で冷雨にうたれタイムオーバー、それと今回と欧州大会では2勝3敗です。小さい時からバイクに親しみ厳しい山岳コースを身近にしたかの地の連中と競うことは長期にわたる大変な努力が必要と痛感しました。まずはリハビリに励み次の目標を立てて進みたいと思います。 トライアスロンは過酷な自然を相手にします、人為的な想定外の事態も生ずる可能性があります。大会へ参加するにあたり保険にはぜひ入っておくようお願い致したいと思います。     

以上     

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Last-modified: 2015-08-02 (Sun) 16:34:28 (JST) (1481d) by kanrinin
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