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16年アイアンマンイタリア70.3大会参戦記   
16年6月30日 石井英機 
 


 昨年アイアンマンオーストリア大会ではバイク事故にあって悔しい思いをしました。リハビリは順調にゆきハーフアイアンマンである首記の大会に参加してきました。スイムは荒波のため中止、90Kmのバイク3時間56分、21Kmのラン2時間49分でなんとか完走できカナダの選手と5分差の1着でした。
 1400人中1292位最高齢者なのでアワードパーテイではスタンデイングオベーションをいただきうれしかったです。かみさんはじめリハビリを指導してくれた理学療法士やノートラブルだったバイクメンテをしくれたバイクショップなど多くの皆さんのおかげであり深く感謝したいと思います。
 沿道のイタリアの人達の陽気さ、暖かさにもふれてきました。バイクで手を挙げるとグランデとかピアニシモ(音楽だけではないのですね) などが返ってきました。エイドなどでグラチェ(ありがとう)、チャオ(今日は)を言えばOKです。カナダやイタリアの強豪選手と2ショットを撮りながら交歓しました。
 ローマ(トレビの泉、コロッセオ)、フイレンチェ(ドオーモ、ウフイッツイ美術館)など多くの世界遺産を見学し紀元80年完成したという壮大な建築、ルネッサンス時代の彫刻や絵画などに圧倒されました。
 次年は75歳、どこか70.3大会にじっくり参加したいと思っています。


 6月9日(木)成田11:00AM発〜ヘルシンキ2:30PM着4:30PM発〜ローマ6:50PM着7:30PM発〜ペスカーラホテル11:00PM着(時差―7時間所要時間17時間)
 JALのチェックインでバイクケース203cmを僅か上回っていたがノーチャージでありがたかった。ローマへ直行するアリタリア航空はバイクと聞いただけで100ユーロのようなのでJAL〜フインランド航空としました。手荷物検査では股関節にあるチタンのパイプのX線写真を示しボデイチェックを受けOK。ヘルシンキまで8500Km9時間30分、昼食時はビールと白赤ワインはいつもと同じ。ビデオと音楽鑑賞。チーフアテンダントが竹の足踏み台を貸してくれた。フインランド航空と違って皆さん笑顔一杯で大変癒されました。ロシア上空を無事に飛び森、湖、畑、レンガ屋根のフインランドが見えてきました。
 ヘルシンキ空港は色々な人種でごった返していました。ムーミンの発祥地です。帰りにはかみさんがアクセサリーを求めました。ローマ行きのフインランド航空になんとか乗れました。ゲートは時々代わりますのでスクリーンをよく見なければなりません。機内でのコーヒー、ジュース以外有料。大柄なアテンダントはちょっと怖い。
 ローマ空港では無事にバイクケース、トランクが出てきました。手配してあったミニバンのお兄さんがかんばんを持って待っていてくれました。殆んど英語は話せず2時間半周囲の景色に集中しました。高い山々はなく安心しました。ペスカーラ付近に来ると車が一杯、広場に大勢の人々が集まり大騒ぎです。
 大型スクリーンでサッカーを観戦していました。0時半になっても終わりません。ホテルに着いてすぐにバイクの組立て。エアロバーを固定する台座が破損してしまいましたが翌日バイクメンテに行き無事修復してもらい(マサラーテのお兄さん)大変ありがたかったです。


 6月10日(金)ペスカーラ晴れ一時にわか雨
 昨夜は遅くまで騒がしくよく眠れなかった。屋上のサンライズレストランは素晴らしい眺めだ。穏やかなアドレア海の上に太陽が昇りまぶしい。まずカプチーノを注文しバイキングの朝食はパン、ハム、果物など大変豪華だ。(しかしすぐご飯とみそ汁が恋しくなりました)
 9時からホテル前の会場で選手登録。JTUカードを示すと1デイライセンスや医者の診断書共に不要で効果大だ。エキスポでTシャツや靴下など求めた。バイク試走しOK。ニース、オーストリア同様に歩道と自転車道が設けられておりすばらしい(こうした状況を政治家の皆さんに見てほしいです)。
 スイムおよびバイクのスタート&フイ二ッシユ地点は海沿いに歩いて30分余3Km離れていた。会場からシャトルバス(選手のみ)が案内されている理由が分かった。


 6月11日(土)ペスカーラ 晴れ
 日中は32℃、乾燥しているので過ごし易い。バイク、ランのギアーをリュックに詰めてバイクで出かけ11時時間通りにチェクインできました。バイクラックは広々とした草場でよく刈り込まれていました。この場所が会場に一番近いのでしょうね。スコール?に備えて大きなビニールの袋が支給されました。エアーを抜きギアーをラックにかけて終了です。
 ホテル近くにスーパーがありました。日本式のラーメンもありました。6時から会場(ビーチで)イタリア語に次いで英語の競技説明会です。WSはOKのようで安心しました。70歳台2名中のカナダ人が声をかけてきてくれました。奥さんは元教師のようでゆっくりと話してくれます。彼 (ポール氏)は既に豪州の世界選手権出場を決めていたようです。健闘を誓い合いました。


 6月12日(日)ペスカーラ 一時にわか雨後晴れ
 アイアンマンと違い6時起床でOK。持参したコッヘルでお湯を沸かして赤飯をしっかり食べました。9時いざ出発。シャトルバスではイタリア人のお兄さんと話す。まじめな技術屋でアルコールは一切飲まないとのこと。バイクラックでまずエアー入れ。ポンプは鎖がついて角々にありましたがメーターが動かず。慣れていますので勘で入れました。テントの中で辛子入りワセリンを身体中に塗りたくりウエットスーツを着用。この間カメラマンが着てしきりにシャッターを押します。最高齢者或は変った東洋人だと思ったのでしょうか。
 若い日本人が話しかけてきました。ネットで彼以外の日本人がいることを知って探していたようです。ロスを往復している不動産関係の社長 をしているNさんです。奥さんはローマで合流して応援に来たと言っていました。お二人とも気さくで気持ちのよいお人です。かみさんも合流してしばし歓談しました。彼としばし試泳。冷たさはそれほどでなく但し波が大きくなってきました。


 スイム
 狭い波消しブロックの間を抜けて沖合を岸沿いに泳ぎ元に戻ってくる1.9Kmのコースでローリング スタートします。プロが0時スタート。エイジグルーパーは早く泳げる(と思う)順に0時15分から 10名ずつ5秒間隔でスタートします。この時タイミングチップが作動して各自8時間の制限時間内にフイニッシュすると完走となります。プロと早いエイジグルーパーがスタートした後0時30分我々もそろそろスタートしようといた頃ざわついてきました。やがて英語でスイムキャンセル次いでバイク、ランの競技となるアナウンスがありました。プロは次々にフイニッシュしてきてそのまま競技続行。気の毒なのは早くスタートしてフイニッシュしたエイジグルーパーです。我々の拍手にもうれしそうでなく不満の声を上げていました。ハンデをもってバイク、ランに臨まねばならないためです。
 バイクは5秒間隔のローリングスタートになりました。ゆっくりバイクウエア―に着替えて最後尾近く0時45分頃スタートしました。


 バイク
 16Kmまで平坦、完全閉鎖されているため安全で安心して走れます。16Km〜28Km間200m のアップダウン、28Km〜50Km間200mのアップダウン、50Km〜68Km間150mのアップダウンと以降平坦のコースです。急勾配はなく立ちこぎは数回しましたか。両脇は広大な農地は広がり麦も実っていました、時に現れる村で応援してくれる人達に手を振ると笑顔でグランデとかピアニシモ など(初めて聞きました)と言ってくれました。交通規制をしてくれている警察官にもグラッツエ(ありがとう)と言いうと笑顔で何か言ってくれました。日本ではこうはいきません。追い越されることはあっても追い越すことはありません。マーシャルが通りますがドラフテイングする余地はありません。時にパンクしている選手がありましたがスタッフがついていました。いつも股下の痛みに大変悩みますが今度使用したワセリンは優れものです。1回塗り足しただけOKでした。しばしにわか雨がありましたが風は殆んどなくいいコンデイションでした。2つのエイドステーションがありましたが携行したゆべしは腹持ちしてよかったです。ドリンクは頻繁にとり熱中症を予防しました。後半も切れることなく引き脚を意識しました。予定した4時間を5分位カットしてバイクフイ二ッシュでき上々でした。


 ラン
 ラックには殆んどのバイクがかかっていました。7分ほどかかりました長袖と短パンでスタート。 3Km会場近くに戻り3周回中の選手に合流しました。周回を示すゴム紐をもらう個所は5Km先にあり安心しました。ペースは上がらず8分/Kmです。蹴りが弱く脚が上がらないこと、真直ぐ走れず 蛇行しがちですからやむを得ないでしょう。ただ左股関節や右アキレス腱の痛みがなくありがたいです。途中からかみさんに合えました。3周回目になると後続ランナーは数名になり審判車に伴われています。
 フイニッシュ近くでNさんが迎えてくれしばし伴走してくれました(正式にはNGです)。7時間を僅かカットしやれやれのフイニッシュです。(ラン2時間49分、ちょうど8分/Km)司会者がさかんに何か(最高齢者?)言っていました。大勢のスタッフも祝ってくれ完走メダルをかけてもらいました。
 さて3Km先のバイクのピックアップは9時30分まで、アワードパーテイスタートは9時30分スタートです。ホテルに戻りタクシーを使って会場に戻ることができたのは9時45分。カナダ人P氏夫妻に合えた。彼とは5分差の辛勝でした。パーテイは若い選手から始まりえんえんと続き我々エイジは10時30分から。2位の彼に続き自分の時には司会者に促されて満場スタンデイングオベーションで祝っていただきうれしかったです。数名の選手から2ショットを頼まれ恥ずかしながら応じました。
9月のオーストラリア(IMで10回行っています)の世界選手権のスロットは放棄しました。
ホテルに戻りシャワーを浴びビール、ワイン、ラーメンを食べる元気がありました。バイクのパッキングを終えたのは1時30分過ぎでした。


 6月13日(月)ペスカーラ〜ローマ
 朝食時イタリア人N氏夫妻と歓談、2ショットを撮りました。彼は50歳レースイベント業、このレースでは4時間でフイニッシュしている強豪です。帰ると早々にメールで写真が送られてきました。
 4泊したナイスホテルとお別れです。国内航空便がなくなりバスで移動です。ローマに近ずくと混雑してきます。殆んど欧州車でまだまだ日本車は少なかったです。車間距離狭く頻繁に車線変更していました。
 正午ローマ空港(正式にはレオナルドダビンチ空港というそうです)着。階下の荷物預かり所にバイクケースとトランクを預けて一安心。パスポートを示しX線検査をします。
 電車のチケットを買いローマテルミ二駅へ。駅はゴッタ返していた。後で聞いたがローマの人口300万人観光客は年間1500万人という。ホテルに向かっていると日本人女性が話しかけてきた。観光案内について聞いたところ彼女の会社がやっているという。きっと狙っていたのでしょうね。結局翌日の半日観光を予約(50€/人)した。お勧めのピザ屋(もとこさん経営)も紹介してもらい憧れのスパゲッテイ(もちろんワインも)を味わった。後で2回食したが値段高く腰も強く大変美味でした。ホテルで聞き駅地下のスーパーにでかけビール、ワインなど求めました。


 6月14日(火)ローマ
 9:00AMから半日ツアーです。我々は日本人ガイドのH氏を独占してラッキーでした。彼は25年在イタリア、通訳以外にガイドの国家資格を取っているとのこと。まずトレビの泉、彫像は4つの海や河を表わしている。投げ銭は後ろを向いて2コイン肩越しに投げると帰ってくることができる。やりました。
 バチカン市国、ローマ法王が国王、住民は800名の僧侶。衛兵はスイス兵に限定。サンピエトロ大聖堂、キリストと11人の弟子の彫像、信徒が世界からやってくる。パンテオン、大理石の重い天井を支えるのがドームの理由など、我々だけでは想像できない深い歴史を教えていただきありがたかった。
 午後から地下鉄に乗ってコロッセオ行き。紀元80年完成したという3階建ての円形大闘技場。スケールの大きさにびっくり。近くのパラテイーノの丘からも浴場跡など多く遺跡が見られた。
 夕食は近くのレストラン、スパゲッテイとワイン1瓶を楽しみました。


 6月15日(水)ローマ〜フイレンチェ
 改札はe―チケットを示せばOK。贅沢して1等としました。向い合わせのボックスシートで快適です。240Km/hを軽々と出して振動も少なく1.5時間でフイレンチェに着きました。ガイドブックではドオーモをめざすとよいと出ていましたが道は複雑で大分迷いました。 外側は壮大な彫刻が施されており内部も高い天井にきれいな天井画、壁にはきれいなステンドグラス、多くのろうそくが灯されており趣きがありました。
 お目当てのウフイッツイ美術館はチケットを求める長蛇の列。ネットで予約しておくべきでした。1時間ほど待ってようやく入れました。日本と違って定員を守っているようで余裕をもって鑑賞できました。ボッテイチェリのビーナスの誕生、ダビンチ、ラフアエロの作品や多くの天井画に圧倒されました。
 出るとすぐアルノ川です。濁っています。2回建てのヴエッキオ橋もにぎやかでした。レストランでワインとスパゲッテイ、かみさんは念願のジラートです。電車も無事に乗れて無事にホテル着。


 6月16日(木)ローマ午前8時45分発〜ヘルシンキ〜成田17日(金)午前8時45分着
 所要時間17時間〜帰宅
 フロントのスタッフもすぐフライトの予約を再確認してくれグラッチェ、アリデイヴェルチを言って3日間のホテルにお別れしました。空港駅まで券買機でもたもたしていると娘さんが教えてくれました。我々ばかりでなく現地のお年寄りも同様でした。デポ場所に行き荷物を無事ピックアップできました。フインランド航空のチェックインカウンターではしっかりバイクチャージ75€をとられました。AFの300€(後に200€バックしてもらいました)に比べればOKです。ローマ正午離陸ヘルシンキ経由成田17日午前8時45分無事に着陸でき荷物もスムースに出てきて午後2時帰宅できました。東京駅で求めたカツ丼、アナゴ丼は大変結構でした。やはり和食は最高です。

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以上

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Last-modified: 2016-07-18 (Mon) 03:11:13 (JST) (1183d) by kanrinin
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